Yume+ableメンバーなら誰もが知っている魔法の呪文
「スー、スー、ジューソー、スー、ジューソー」
実は、私たちの防除計画です。
今日は、最後のジューソー(重曹)の日。
6月2週目くらいから、収穫が本格化するので、防除は、本日で最後。
散布の前に、一本一本の梅の樹の様子を観てみると、収穫に向けて、梅の実もどんどん準備している様子を見てとることができます。
また、2週間前と比べると、アブラムシ、毛虫、葉巻虫など、俄然、張り切っている様子。もちろん、アブラムシなど、梅の木や実に悪影響のある虫を食べてくれる私たちの味方、「てんとう虫」も活躍中。(写真は、皆様のために割愛)
ちょうど農園で作業をしていると、羽化したばかりのてんとう虫に出会うことができました。背中に赤や黒の模様が出てくる前で、琥珀色の雨露のよう。とても美しいものを見ました。
耳を澄ませていると、ときどき、農園のあちらこちらで聞こえる「ポトッ」という音。音のした方へ急いで駆け寄ると、とてもきれいな梅の実が。
まさに、前回のブログでメンバーが紹介してくれた「生理的落果(梅は樹勢よりも多くの実がつくと、多くついてしまった実を自分で落とす)」のようです。
丹念に育ててきた梅の実が落ちるのは、とても残念でもある一方、自らが落ちることによって、他の梅の実や枝に栄養を届けているのだと思うと、「組織のために自己犠牲もいとわない」そんな思いを梅の実から読み取ってしまう私は考えすぎでしょうか(笑)
さて、農園の手入れを終え、収穫前の最後の防除。
家庭では、食器の洗浄、衣服などの洗濯で活躍する、おなじみの重曹です。食酢なり、重曹なりで、防除をしてて本当に有難いのは、慣行農法ではおよそ考えられない軽装(街歩きの格好のまま)で散布できるところです。
一時間くらいの散布のあと、樹上の梅たちはシャワーを浴びてキラキラ光って、とても気持ち良さそうです。あとは「この2週間で病気や虫害にかかりませんように」と祈りを捧げるばかり。
6月からは、日頃お世話になっている皆様をお迎えして収穫イベントを行います。
あと2週間、私たちの自慢の梅たちと皆様をお迎えできることを楽しみにしています。
(Yume+able ヤジシュン)
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